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百聞は一見に如かず

今年も沢山の聡明な可愛いお子さま方のご入園をいただき、教職員一同と共に感謝を込めて、心から歓迎いたします。

お子さま方は、寒くて長い今年の冬を、さぞや首を長くして今日の入園式を待っておられたことと拝察します。

さあ!お子さま方皆さんは、今日からインターナショナル山の手幼稚園の園児です。毎日元気に登園して、たくさんのお友達と精一杯遊んで、心も体も大きくのばして下さい。

ご父母の皆さまには、今日から“子育ての仲間” に園長の私をはじめ、園の教職員一同が加わらせていただきました。“百人力”の思いで頼って下さい。一生懸命汗を流してお手伝いさせていただきます。

3~4歳の時期は、お子さまの人生にとりまして“ゴールデン・タイム”(黄金期)といわれます。この時期にひとりひとりのお子さまの大脳にとり込まれた情報は、お子さまの”心”となって一生を支配するのです。

私たち幼稚園の教職員は、お子さまの “心づくり”のお手伝いをする、という大変に重い役割を果せられております。

私は、この点について大きな自信と誇りを持っています。それは、入園して下さっているお子さま全員が、すばらしい素質と能力を持った精鋭(elite)ばかりだからです。

さて、私は毎年新年度の始まる4月号のインフォメーションで、今年一年の園の教育重点内容を発表しています。今年は4年前から実践研究に取り組んで来ている「図鑑学習」(百聞は一見に如かず)です。

わが国はインターネットの爆発的な普及とネット社会の拡大で「情報化」が急激に進みました。この社会現象は「幼児をとりまく」日常の全ての環境の中で、幼児の日常生活そのものにも大きく影響を与えてきております。

今まで幼児が目にする「絵本」を飛び越えて、テレビやネットの情報は次から次へと新しい課題を与え続けて来ます。それを受け取る幼児の立場に立ちますと、「正確に順序立てて、理解し、記憶する」、という大脳のはたらきさえ混乱させられかねません。

このような環境の中に置かれても「正しく理解する力」を発揮して欲しい、と願って実践指導研究を続けてきました。指導計画も出来、今年度の特色として取り組んで参ります。

2013年04月05日