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「学力教育」(Scholastic Ability)の推進

お子さま方のご入園・ご進級おめでとうございます。

今年も元気で、聡明な沢山の可愛い新入園児の皆さんをお迎えして、新しい年度の扉を開くことができました。心から歓迎いたします。

はじめてお子さまを「幼稚園」という「学校での集団生活」にお入れになるご両親さま(特にお母さま)のお悩みやご不安は、アレコレとお心をいためられておられるかも知れません。

そのご不安のひとつに「自分の子どもは集団の中での競争に遅れないか」、と習いごとや教室を連れまわす心配をなさっておられませんか。本園の教育では、このようなご心配を一切好みません。あちこち連れまわすよりも、お子さまが眠る前の30分ぐらいの時間、お母さま(お父さまでも結構です)が絵本を読んであげることの方が、お子さまの発育にどれだけ良い影響を齎すか計り知れません。

次のご心配は「うちの子は食べものの好き嫌いが多くて、食が細い上にアレルギーがあります」というご相談です。この心配は特定のお子さまに限られることではなく、今の幼児全般に通じることです。園では、このハードルを少しずつ下げて、「食べる楽しみとアレルギー食材の排除」に心をくばっております。

三つ目は、担任(園ではホームルーム・ティーチャーと呼称)との「人間関係」の取り方が不得手だったり、相性が合わなかったりした結果、不平不満だけがつのり、お子さまの前でその教師への不満を口に出してしまうことだけはひかえて下さい。

また、最近は小学校などで「モンスター・ペアレンツ」などと話題になるケースもあります。そのようなご父母さまの多くは、お子さまへの教師の「えこひいき」や「教師への接触を求めている方」が多いようです。

本園のスタンスは「お子さまをご両親と一緒に育ててゆく」という一貫した「信念」です。どうぞ、ご遠慮なく「お話を聞かせて下さい。」

さて、本園の今年度の新しい取り組みは「学力教育」(Scholastic Ability)の強力な推進です。

国(文部科学省)は、去る3月末に小・中学校の「学習指導要領」「幼稚園教育要領」の改訂を文科大臣名で告示しました。そして、平成21年4月1日から完全実施になります。幼・小・中共に、いわゆる「ゆとり教育」からの転換です。

私は、既に5~6年前からこのことを察知して、「幼児期からの学力教育」の試行錯誤を日々の実践の中から重ねて参りました。

その新しい「教育課程」(Curriculum)-350頁-が出来上りましたので、「父母の会」の総会の折に皆さまに差し上げ、説明させていただきます。皆さまと共に新しい一年にしてゆきましょう。どうぞよろしく。

2008年04月05日