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楽しい一年をめざして

いよいよ新学年のはじまりです。

今年も澤山の可愛い元気一杯の新入園児の皆さんをお迎えして、2014年度のスタートを切ることになり、私はじめ園の教職員一同大歓迎で張り切っております。

「皆さん!ようこそご入園下さいました。楽しい毎日を送って、毎日心もからだも大きくなりましょうね。幼稚園には楽しいことが一杯つまっていますよ!!」

私は51年前に、この幼稚園をはじめた時、どんな幼稚園にするかについて、自分に誓いをたてました。

それは、「幼児にとって楽しくなければ幼稚園でない!」ということです。

開園以来51年間、毎日この誓いを果すために澤山の先生達(日本人も外国籍の人も)の知恵と力を借りて可愛い皆さんの登園を楽しみに待っているのです。この幼稚園が創立以来、一番力を入れて来た教育の柱は「ことばの教育」です。

人間は、ことばを話すことで「気持ちを伝え合う」ことができます。しかも、このことばを使ってたくさんのことを理解し合います。さらにインターナショナル山の手幼稚園では外国籍の澤山の先生方の力を借りて、世界中の人達と通じ合える「英語」を日本語と同じように身につける教育にも力を入れています。

「ことばの教育」というのは、ことばを話す前の「幼児画」の教育からはじまって外国語の習得にまで広がる奥の深い教育活動なのです。ことばを自由に話せない幼児期の絵画は、「幼児のことば」なのです。幼児の「心の中」を覗く「心のまど」の役割をしてくれます。本園では、この幼児画の読み取りを丁寧に行い、幼児の欲求不満のたまらない園生活の実践に心がけております。

また、園のカリキュラムでは文字・かず・英語の活動は日常的に行っており、毎学期の終りの7月・12月・3月には「レッツ チャレンジ」というコンテストも行っております。

幼児期の「母子分離」と「自立」を達成させるために平成元年以来毎年夏休み中に行って参りました厚田のセカンドスクールでの宿泊体験学習は、25年間の経続の結果、見事に教育目的を完遂しましたので昨年度で終了させました。今年度からは内容と方法を変えて1学期中に実施する計画でおります。

年中組は友達づくりにねらいを定め、「幼稚園での一泊宿泊」を考えております。年長組は「一泊二日の修学旅行」に出かけます。小旅行ですが自分達の住んでいる「地域社会の学習の機会」を与えたい、と考えております。

「幼児にとって楽しくなければ幼稚園でない」の原点にかえって、楽しい幼稚園運営に教職員一丸となって取り組む一年にしたいと、考えております。どうぞよろしくお願いします。

2014年04月05日