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「お手伝い」の習慣づけ-働く楽しさと認められる喜び-

暑い日が続いております。夏休み前に園全体が楽しみの喚声で盛り上がった「父母の会主催」の「キッズ・カーニバル」では、大変ご苦労をいただき、厚くお礼申し上げます。

暑い夏を迎えて、体調など崩されませんようご自愛下さい。

さて、夏休みはお子さまに「決まった役割りを責任をもって続ける習慣づけ」の好機でもあります。つまり、「仕事」を身につけるチャンスです。

人間が生きてゆくための基本は「働いて収入を得て、家庭を持ち子孫を繁栄させてゆくこと」です。時代が変り、価値観が変ったりして、この基本通りにならない期間があったとしても人間の歴史の流れは何時の間にかこの基本の姿に戻っています。

「働かないでは生きてゆけない」のが人間社会なのです。

そのように考えますと、幼児期の遊びも、学校時代の勉強も、大きくまとめると、全部「仕事」ということが出来ます。

2~3歳のお子さまが、朝、新聞受けから新聞をとって来てお父さまへ渡すのも、幼稚園児になって玄関を掃除するのも皆んな仕事のはじまりです。

そして、幼児期のお子さまは、このような「お手伝い」が大好きです。お父さまやお母さまの「役に立つ」ことを至上の喜びとしているのです。この喜びの根底には、「認めて貰った」、「出来た」、という達成の喜びと自信がついたことへの満足感に満ち溢れているからです。

この満足感は「成長」のしるしなのです。

この一連の心の働きを経験して育ったお子さまの自信は、次の成長のステップで大きく飛躍すること間違いありません。このようにして育ったお子さまの人生には、いじめもひきこもりも考えられません。

さて、三日麻疹ともいわれる「風疹」の流行とワクチンの未接種問題の対応に20代~40代の男性が最大の感染源としてワクチン接種が呼びかけられています。どうぞ関心をお持ちになり対応して下さい。

暑い夏をご自愛切に楽しくお過し下さい。

2013年08月05日