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「運」の強い子に育てる

冬と春の分かれ目の月、2月を迎えました。

お子さまのこれからの健康管理にご家庭でも園でも気を抜けないのは季節型、新型を問わずインフルエンザ流行への「日常の予防習慣」の徹底です。

インフルエンザは、飛沫感染や空気感染よりも「接触感染」の確率が高いので、予防対策の第1番は「こまめで丁寧な手洗い」を欠かせません。ご家族でも玄関や部屋の取っ手は毎日消毒して下さい。

インフルエンザは、通常の風邪と違い、症状が急激に悪化する特徴があり、呼吸器だけでなく消化器にも激しい症状が出ることが多いです。今年は、抗ウイルス薬のタミフルとリレンザに加えて昨年の1月に点滴薬ラピアクタ、10月には初の純国産吸入型治療薬イナビル(いずれも商品名)の2種が保険認証され治療の選択肢が広がりました。お子さまに感染の症状がみられましたら先ず急いでお医者さまへかけつけて下さい。

さて、今年も沢山の方々から年賀状をいただきました。園関係の皆さまには、この紙面をお借りして厚くお礼申し上げます。

実は、昨年の年賀状に「日本の男性の平均寿命まで健康で働かせていただきましたので、これから先は静かに身辺の整理をしてゆきたいため、個人的な虚礼や盆暮れのお心遣い等一切ご辞退したい旨」を書き添えておきました。しかし、この文面が逆に災いして、幼な友達や小・中・高・大……などなどの同級生から近況を知らせ合う便りが今までよりも多く、届きました。驚きです。

それらの年賀状を通じて感じとりましたことを少し書いてみます。

一つ目は、人(男も女も)は80歳に近づくと、子ども時代や学校時代を若いとき以上に懐かしくなるようですね。それだけ孤独な生活を送っている人が多いのかも知れません。

二つ目は、人の一生には何か自分の考えや力ではどうにもならない大きな力の方向づけがあるようです。「病気にかかりたい」、「不幸になりたい」、「家族離散したい」、「家庭崩壊したい」、「子どもに先立たれたい」……と、望んでいる人は誰もいないでしょう。

しかし、現実には「無縁社会」といわれるように、一生のうちにはどこかの歯車が狂ってしまうようなことがあるようです。

三つ目は、運には天からの恵みである「天運」、土地や場所の持つ「地運」、巡り合わせの「時運」、自力で作り出したり、他人から貰う「人運」の四つがあります。この四つが絡み合って、その人固有の運になります。更に運は無限ですから自分に対するごまかしのない心の素直な人は運に好かれます。特に心の持ち方を裏付ける「感激力」、「感動力」、「感謝力」の三つの能力を失わせないように心に余裕をもって自分の心の状態をいつも曇りや不安のない「気分のいい状態」にしておくことです。

最後は、自分の生まれた環境や性格を分析して、自分の欠点を自覚し、常に意識的に改善すること、といわれます。

「欲の深い人」、「カネに執着する人」、「ずるい人」、「見栄を張る人」、「他人の悪口を言う人」、「麻薬・ギャンブル・大酒飲み」、「嘘(妄言)つき」からは「運は必ず逃げてゆきます。」 
皆さまに「幸運の女神」が微笑みかけますように。

2011年02月05日