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「人に教えること」で身に付く学び

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ご父母さまのご協力をいただきながら、1学期が無事終了しました。緊張気味で過ごしていた6月の表情とは違い、幼稚園の生活や流れが分かり、元気いっぱいで過ごしていた7月。「先生見て、上手に描けたよ。これは、猫がアイスクリーム屋さんをしているところ。」「早く○○くんと遊びたいな、だって昨日約束したから。」と自分の思いを嬉しそうに話してくれる姿から、幼稚園生活を楽しんでいる様子が感じられました。

 そしてお子さま達の幼稚園での生活をよく見ていると、お子さま達同士で教え合っている姿がたくさん見られた7月でもありました。「先生が順番に並んでって言っていたよ。順番っていうのは、来た人から、この線から並ぶこと。抜かしちゃだめだよ。(外遊びの準備をしているお子さま達)」「ここの線をよく見て、これが、こっちの線にくっつくように、折るんだよ。きれいになるように指を立てて、ゆっくりやるんだよ。(折り紙で遊んでいるお子さま達)」お子さま同士の友達に教えてあげる言葉は、ともすると教師よりもとてもわかりやすい言葉で、温かみがあります。

 「人に教えること」は、内容を理解・整理し、自分の言葉で説明すること、なので「知識」や「ことばの力」はもちろんのこと、「人とかかわる力」、そして友達に教えてあげたいという「やさしい気持ち」など、様々な能力が必要になります。あるコラムで、「勉強ができて、頭がよくても、わがままだったり、欲が深くてずる賢いと、むしろそれが欠点になる。」という言葉がありました。確かに、どんなに物知りでも、どんなにできることがたくさんあっても、自分本位であったり、他者のことを思いやることができなければ、ただの傲慢な人になってしまいます。

 今、目の前にいるお子さま達は、知識を得ることが大好きで、教師の話を夢中になって聞いたり、また友達同士で楽しみながら絵本や図鑑を読み、知識を増やしています。そして、とてもやさしいお子さま達です。ぜひ、明日から始まる夏休み中も、絵本や図鑑を読む機会をお子さまに与え、「お母さんやお父さんのために読んでくれる?」とお願いしてみたり、絵本や図鑑に書いてある内容について、お子さまに教えてもらう機会をつくっていただければと思います。大好きなお母さま、お父さまのために、お子さま達ははりきって文字を読んだり、絵を見ながらその本についてお話をしてくれ、同時に文字への興味・関心、読解力、想像力など、「自ら学ぶ力」、そして「やさしい気持ち」の素地が培われていくことでしょう。

 さらに、青少年教育機構などの調査によると、子どもの頃に早寝早起きをし、朝食をきちんととっていた人ほど、大人になってからの人間関係能力が高い、と結果が出ているそうです。園長先生との合い言葉「はやね はやおきげんきにあいさつ あさごはん」で生活習慣を崩さずに、親子で楽しい夏休みをお過ごし下さい。

2020年08月03日