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気遣いができるお子さま

 今年も早いもので、残り2か月になりました。気温が一気に下がり、雪虫が冬の訪れを知らせてくれています。新型コロナウイルスは、まだまだ落ち着いておりませんが、これからの季節はインフルエンザや胃腸炎なども流行る時期です。予防の基本はうがい、手洗い、そしてしっかり食べ、しっかり寝る基本的な生活習慣になります。幼稚園でもかわらず手洗いの声かけをしてまいりますので、どうぞご家庭でも、健康管理に十分ご留意下さい。

 さて、インフォメーションの中ページにも載せさせていただきましたが、10月2週目に、年長組は、宿泊体験学習を行いました。例年6月に行っている宿泊体験を新型コロナウイルス感染が心配されることから延期し、感染対策をとって実施させていただきました。マスクをつけたり、しまったり、ハンドスプレーを各所でしたり、検温をしたりと、例年と違うことが多々ありましたが、お子さま達はしっかり対応しておりました。

 幼稚園以外の場所で生活をすると、普段はあまり気付けないお子さま達の成長をさらに見ることができます。教師の話を聞いて、自分で行動する、食事を自分でとる、身支度を自分でする、など基本的なことはもちろんですが、すごいな、と感心させられたことは、宿泊施設で部屋に入る時に脱いだ上靴をきちんと向きもそろえて置き、友達の分もきれいに並べていたお子さまがいたこと、また食事をする時に、最後までしっかり座り、食べ終わると、食器をきれいに整え、食堂の方に「ありがとうございました」と言って移動をするお子さま、脱いだものをかばんにしまうなど、整理整頓をしている時に、自分のものをきれいに片付けた後、友達が上手くしまえないでいると、自然と手伝ってあげるお子さま、など小さな「気遣い」ができるお子さまが何人もいたことです。

 人は、成長するにしたがって、どんどんかかわる人が増え、いずれ大きな社会で生活するようになります。その時に正しい価値やルール、他者とのかかわり方、必要に応じた自己コントロールの仕方、そして「自然とできる気遣い」が身に付いていることがとても重要です。幼いうちは、まだそれが分からないので、どのように行動すればよいか、もちろん分からず、それを学んでいく時期になります。
 しかし、幼稚園の年長の時期には、すでによいこと悪いことは理解し、相手の気持ちも考えながら友達と接し、「気遣い」もできるようになります。つまり年少、年中、年長の3年間がとても大事な時期で、年少、年中の時の将来を見据えたお子さまとのかかわりがとても大事になっていきます。

 まだできないから、やりたくないといっているから、と機会を無くすのではなく、大好きなお父さまお母さまとの愛着関係の上で、できないこと、やりたくないことにも挑戦する勇気を与える、できなくても、失敗しても励まし、自尊心を伸ばすかかわりをする、そして正しい価値やルールをしっかり教える環境を大切にしていきたいですね。

2020年11月05日