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CONGRATULATIONS!

 一年の過ぎるのは早いもので、いよいよ修了、卒園の3月を迎えます。

 先日行われたEnglish Open Classでは、大好きなお父さま、お母さまにEnglish activityの様子を見ていただき、少しの緊張は見えたものの、とても嬉しそうにしていたお子さま達。「かっこいいところを見せたい」「英語を話しているところを見せたい」と事前にクラスで話をし、参観中は大好きなEnglish teacherの話をよく聞いて、積極的に受け答えをしたり、活動に参加する姿に、それぞれのクラスでの積み重ねと、お子さま達の一年の成長を感じました。

 「教育」に対する世間一般の考え方を大きく分けると、特に幼少期については、3通りに分けることができます。一つ目は、子どもは元気に遊ぶことが大事で、特別にものを覚えさせたり、習わせたりしなくても小学校へ入ってから学んで十分だという幼少教育観です。二つ目は、一つ目とは逆の考え方で、できるだけ幼い時から、ものを覚えたり習ったりさせる環境に入れて、専門の指導者によって技能を身に付けることが大切だという早期教育観です。三つ目は、人は顔がそれぞれ違うように、もって生まれた才能もそれぞれ違い、子どもが楽しんでかかわることのできる、幅広い体験の中から、一人ひとりの素晴らしい才能の芽を発芽させ、心身共にバランス良く成長させる、という教育観です。

 菅原孝悦園長先生が目指す教育は、三つ目の教育観です。インターナショナル山の手幼稚園は、英語というある意味特徴的な環境の中で、音楽、絵画、文字かず、運動、食育など様々な活動を行い、お子さま達はそれらの体験から心がときめいたもの、もしくはできるようになって嬉しかったことに、興味・関心を高めていきます。さらにその中で競い合う場面や協力し合う場面、自分で克服しなければならない場面や自分自身の思いの限りを存分に発揮する場面など様々な場面を体験する中で、心が形づくられ、「人間の知的可能性」を成長させていきます。

 また、この体験でできるようになったことは、現実の競争社会を生き抜くために必要な「自信」となり、「他者への思いやり」もしっかり身に付けながら、「自立」した人間の基礎作りへとつながっていくのです。
 様々な国の文化に触れ、たくさんのEnglish teacherとかかわり、色々な体験をしたことは、お子さま達の「大きな力」です。卒園する年長組は、ぜひ自信をもって、さらに伸び伸びと健やかに、たくましく、大きく育っていくことを祈念しております。そして年少・年中組は、4月からまた新しい、楽しい園生活が始まります。さらに様々なことへの興味・関心を高めていきましょう。

 この一年も、ご父母さまにおかれましては、終始温かく、本園の教育をご支援くださいましたことに厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

2023年03月05日