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幼児期に大切な「自立」と「自律」

いよいよ一学期の締めくくりの7月を迎えました。IYKガーデンに植えたミニトマト、ピーマン、じゃがいもが太陽の光やお子さま達の水やりのおかげで日に日に生長し、その生長と同じくらい、お子さま達の4月からの成長も日々様々なところで見られています。

 さて、先日は参観日にお越しにいただき、ありがとうございました。大好きな家族の方が見に来て下さる、と楽しみにしていたお子さま達。実際に来ていることがわかると、恥ずかしそうにしたり、笑顔で相槌を求めたり、別れ際はさみしくなって泣いてしまったり、と様々なお子さまの顔が見られましたね。今年度初めての参観日。たくさんのご父母さまの中で普段通りの姿になることはなかなか難しいことだと思います。しかしその中でも大好きな先生の話をよく聞き、友達と活動を楽しむ姿はとても素敵でした。泣いていたお子さまも、ご父母さまが帰宅されるとすっかりいつも通り。普段の園生活では伸び伸びと、存分に力を発揮したり、自分のことは自分で行えるようになってきているお子さま達です。

 そして年長組は「宿泊体験学習」も立派にやり遂げ、年中組は7月に幼稚園でのお泊り会を予定しています。菅原孝悦園長先生は、「宿泊体験学習」は「自立を促す活動」であり、またその大事な要素として①「母子分離」を通して、親子が共に様々なことに気づく活動であること、②お子さまにとって自分のことは自分でできる「自信」をつける活動であること、③「友達関係(人間関係)」を広め、深めていく喜びを味わえる活動である、とおっしゃっています。ご父母さまにおかれましては「夜は泣いてしまわないか、本人が不安がっているからやめようか。」「夜オムツをはいているけど、恥ずかしい思いをしないかしら?」などご心配なことがたくさんあるかもしれません。しかしお子さま達は、友達と遊びやイベントに熱中し、先生や友達の助けも借りながら、自分のことは自分で行う経験を通して、幼稚園生活だけでは培えない「自立」の一歩を踏み出すことができます。大人は笑顔で見守り、挑戦できたことを認め、褒めてあげることが大切です。

 また一方でプレスクールや年少組は言葉が発達し、自分で食事や排便ができるようになり、身体をうまく使えるようになってきて、なんでも自分でやりたがったり、大人の真似をする「自律」性が大きくなってきました。自律性とは、人とかかわっていく上でとても重要な「自分で行動をコントロールする力」です。幼稚園では、お話を聞く時間がわかり、走り回ったりせず座って話を聞いたり、自分が使いたいおもちゃをいつでも使えるわけではないことがわかり、友達に貸してあげたり、今は使っていることを言葉で伝える、など場面や状況に適応できる力のことで集団生活を送る上で必要な力になります。ここでは大人は、自分でやりたい気持ちを尊重しつつも、駄目なこと、我慢することも経験させたり、教えていくことが必要です。

 幼児期における「自立」と「自律」の発達はいずれも大きくなった時の自立をして生活する、自分を律して生活する大切な力につながります。お子さま達の「やりたい」「できるようになった」気持ちを認めること、「してはいけないこと」をしっかりと伝え、我慢する経験も大切にしながら成長が著しいお子さま達にかかわっていきましょう。

2023年07月03日