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「真実」を見抜く力をつける子育て

11月は冬のはじまりです。園では、先ず第1にお子さま方の「健康管理」に力を入れて、「ウガイ」・「手洗い」・「教室の換気」・「暖房調整」・「衣服の調節」など、具体的に、しかもこまめに配慮・実行してゆきます。

インフルエンザの予防接種もお続け下さい。第2には、暗くなるのが早い時期ですので、事故に巻き込まれたり、誘拐されたりしないように、ご家庭と園とが一体になって、お子さまの安全を守り合いましょう。第3は、お子さまについての「緊急の連絡先」を改めてクラス担任と確認して下さい。

マンネリと一寸した心のゆるみや油断がお子さまの安全を失ってしまいます。どうぞ、園と力を合わせて守ってゆきましょう。

さて、先月号で「欲望」に惑わされ易い今の日本の現実の社会を切り抜ける子育ての術を11月号で考えてみましょうと申し上げました。

先月号で指摘した「欲望社会の毒」は、私の予言が的中したように、「世界同時株安」と「金融パニック」となって、今現在世界中が経済不況へ突入して行っております。この収拾には早くても5~6年はかかるでしょう。

私は、このような国際情勢の時、一番心配しますことは、窮状打開策の一つに「戦争」を起したり、拡大したり、地域紛争を長引かせたりして、無力で罪のない子どもや女性の犠牲者を増やすことです。

このようなことを仕掛けたり、煽動したり、リーダーシップをとったりする人間のカリスマ性に大衆は極めて「騙され易い特性」を持っているものです。

「騙し社会」の中で「騙されない生き方」は、何といっても、幼児期から「自分で考える力」を培い・育み・伸ばしておくことです。

つまり、「真実(本物)を見抜く能力」を養っておくことです。

この力を養う最初の一歩は、「自分の身の回りの全てについて一度は疑問を持って見る習慣」を幼児期から持たせる子育ての実践です。人の言ったままを鵜呑みにしない知的好奇心の発揮です。

「戦争」の反対語を尋ねると殆どの人は「平和」と答えます。これでは0点です。平和は暴力のない「状態」をいうので、戦争の反対語ではありません。「戦争」の反対語は「外交」(diplomacy)です。日本には外交能力を培う「外交大学」も「外交学部」もありません。日本が「平和国家」をめざすのであれば、早急に「外交大学」や「外交学部」を創設して、「交渉能力」(negotiation)の高い人材の育成にとりかかる必要があります。最後に、21世紀を生き抜いてゆくための能力は次の3つを幼児期から身に付けさせることです。

  1. 「技術力」…もの造りの技術です。
  2. 「対話力」…外交・交渉の内容と表現力です。
  3. 「語学力」…2ヶ国語以上の外語力です。

今月も楽しい月でありますように。

2008年11月05日